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大村智さんが日本人3人目の快挙

遂に努力が報われた。

 

ノーベル医学生理学賞の受賞者がスウェーデンで発表され、今年は北里大学特別栄誉教授の大村智さんらが選ばれた。

 

大村智さんは北里大学の特別栄誉教授で、マラリアなど寄生虫を原因とするアフリカの感染症治療に大きな効果を挙げた薬剤「イベルメクチン」を開発したことが評価された。

 

日本人がノーベル生理学・医学賞を受賞するのは、2012年の山中伸弥さんに続いて3人目だ。

 

アフリカの奥地に届く「奇跡の薬」

アフリカの田舎の、さらに奥地。医師のいない集落にも、その薬は届いている。

「この薬を1回、飲んでください」。集落の代表者が住民一人一人に薬を配り、失明を引きおこすオンコセルカ感染症を防ぐ。

病気を防ぐだけでなく、現地の人がより働けるようになり、食糧増産など経済効果も大きいという。

「薬を飲ませる」作業は、簡単ではない。現地は言語が多様で、薬の適切な服用量を測るうえで必要な体重計すらない。

教育レベルも高くなく、医師か看護師が常に同行できる環境にはない。「魔法の薬」は、その課題を突破した。

大村はいう。「極めて安全な薬です。だから、医師でなくても、誰でも配ることができる。何回も飲むことで効果が出る薬がほとんどだが、この薬は年1回だけ飲めばよい」。




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身長と体重はほぼ比例することから、身長に応じて投与する錠数を区分けするよう集落の代表者に教え、誰でも適切な量を投与できるよう工夫した。「WHO(世界保健機関)、米の大手製薬企業メルク社、世界銀行、そして各国およびNGOsまで、幅広い協力があった成果」という。

日本の土の中から「たまたま」生まれた

偉大な薬は、静岡・伊豆半島のゴルフ場近くの、ありふれた土の中から生まれた。大村らは土を採取して、その中の菌を分離し分析する。メルク社の協力を得て評価を続けると、家畜動物の寄生虫駆除に効果を発揮する物質が発見された。

この物質は「イベルメクチン」という薬になり、動物の寄生虫だけでなく、熱帯地方にまん延するオンコセルカ症に劇的な効果を発揮したのだ。

大村は「奇跡の薬」が静岡から生まれた理由を、「たまたま」と表現する。

「全国各地で、1年に2500株は採取する。菌を培養して評価するが、たいていの菌は活用できない。その繰り返し。大変な作業なんです」。

大村は、財布を取り出した。「中味のお金は少ないよ」と笑いながら、見せたのは小さなビニール袋。「絶えず持ち歩いて、今でも(土などを)採ったら研究室に送るんです。寝ても覚めても、絶えずそういう気持ちでいる中から、いいものがみつかる」。

大村の研究意欲は衰えを知らない。

まだまだ研究を続けるそうだ。

 

こういったニュースは日本人として誇りに思う。

 

 




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