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ウルトラファインバブルが今注目を集めている。

 

その概要を見てみよう。

液体の中の気泡は、「水槽の散気板からブクブク出る泡」や「ビールの泡」のように、気泡径が十分大きいと直接目視で確認することができます。

 

それより小さい数十ミクロンの気泡径のファインバブルの場合は、気泡が散乱体となるため「液体が白濁」することで存在が認識できます。

 

さらに小さい数十ナノメートルの気泡径になると、光の波長よりも小さくなるため視認することができなくなり、液体は透明になります。

 

この極めて小さな気泡をウルトラファインバブルと呼びます。

 

ウルトラファインバブルは透明で見えないこと以外にも、様々な特性を持ちます。

 

例えば、気泡が極めて長期間液中に存在することや、気泡が電荷を帯びることや、気泡内部が超高圧状態になることなど、これまでの気泡にはなかった振る舞いをします。

 

このウルトラファインバブルの特異な特性を利用して、産業界では食品分野をはじめとして、化粧品、薬品、医療、半導体や植物育成等、幅広い分野での応用がさかんに考えられており、ウルトラファインバブルに大きな期待が寄せられています。

 

栽培など、現在の活用方法

ウルトラファインバブルの活用方法については、まだ研究が始まったばかりで、一部の業界でしか認知されていません。とはいえ、すでに様々な分野での活用が考案され始めています。

排水処理

たとえば、排水処理への活用。ウルトラファインバブルを使用し、微生物を活性化し汚水中の有機物を素早く分解することができます。
ウルトラファインバブルの大きさは、水の分子よりも少し大きいだけなので、非常に効果的です。さらに、強い毒性をもつ化学薬品を使用する必要がありませんので、人体への影響もなく安心です。

清掃

農業やそのほかの業種での清掃にも活用されています。ウルトラファインバブルはその小さなサイズと界面活性効果により、通常サイズのバブルでは届かない対象物の細かい隙間まで届きます。
農業および工業関連の企業の多くでは、ウルトラファインバブルの使用を開始し、清掃の安全性と効率性を高めています。

農業

水耕栽培への活用も始まっており、これは非常に有望視されています。
ウルトラファインバブルを使用した高濃度酸素水を使用して、植物の成長を促進します。
たとえば、レタスの成長を促進するためには、酸素を含んだウルトラファインバブルを混入させた水を使用したほうが、マイクロバブルを使用するよりも有功なことが確認されています。
しかも、農作物を生産する過程で使用するエネルギー量は変わりません。

養殖から畜産までカバーされる、将来的な活用方法




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研究が進むにつれ、ウルトラファインバブルが活用できるさまざまな用途が検証されてきています。
この小さな小さなバブルは、近い将来、数多くの業界で使用されることになり、大きなビジネスに拡大していくことでしょう。

その中でも今、特に有望視されているのが、養殖業界での活用です。
一部の研究では、ウルトラファインバブルを含む水で育てられた魚は、通常よりも大きく育つことが確認されています。
(研究は、環境制御して実施されていますので、ウルトラファインバブルの有無以外の条件は同じ)。
高濃度の酸素を含む水で育つと、魚の成長は成長が早まります。このような研究結果を踏まえ、ウルトラファインバブルを含んだ水を使用する養殖ファームが増えることが期待されています。

水質浄化の分野でも、近い将来ウルトラファインバブルの活用が期待されています。
酸素の溶解を促進させることで、有機汚染物質を効果的に減少・分解できることは、既に広く知られています。
現在、殺菌媒体に多く活用されている物質にオゾンがありますが、オゾンも強い酸化力をもつ物質です。
このオゾンを、ウルトラファインバブルにすることで、更に効果的かつ安全に有機汚染物質を常温で減少・分解することができます。
ウルトラファインバブル・テクノロジーとオゾンを組み合わせた新たな開発に大きな期待が寄せられています。

そして、今後は畜産用業界にも更なる効果をもたらすでしょう。
動物の成長に関する研究では、ウルトラファインバブルを含む水を与えたマウスと、通常の水を与えたマウスで、サイズと重量を比較します。

 
水の中の酸素の量が上昇することで、体の組織への酸素供給量が増え、成長が活性化されます。

 
畜産場では、この研究をもとに、酸素飽和量の高い水を家畜に与えて、家畜の成長を促進することができます。
そして、人工的で危険な化学物質を使用する必要がなくなります。

 
これまでに行われてきた研究のほとんどは、マウスを使用していますが、今後はもっと大きなサイズの畜産用の動物で実験が行われる予定です。

 
これが、成功事例を産めば、畜産業界の更なる発展につながるのではないでしょうか。

 

ウルトラファインバブルに関するさらなる技術開発

現行の技術でウルトラファインバブルを生成することは、コストがかかるため、特に活用が有望視されている農業分野への投資が遅れています。
しかし、近年では、安価な機器を使ったウルトラファインバブル生成方法が多くの特許を取得しています。
でに使用されている新技術ですが、近い将来、小規模なビジネスでも使用できるまでに価格がさがることも予想されます。

そうなれば、農業分野だけでなく幅広い分野への活用、そしてビジネス展開の可能性が期待できるでしょう。

なるほど、ウルトラファインバブルは今後の日本の発展に役立ちそうだ。

 




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